今年もカラスミチャレンジPart1
昨年末、12月の釣行の際のマルスズキから卵巣を取り出し
毎年恒例となっている、スズキのカラスミ作りをしました
まずは、肛門からハサミを入れて、傷つけないように
丁寧に取り出します、これが結構難しい…
そして、血管の中の血を丁寧に水洗いします
すげーめんどくさいです、そして皮が薄いので無理をすると破れて卵が出てしまいます
でもこれを怠ると、仕上がりの際の見た目が悪くなるので丁寧に(味は中身なので変わりませんが)
それを塩に丸2日漬け込みます
半日もすると、水分が出てきますのでこまめに捨てます
そして、丁寧に水洗いしてから、今度は塩抜きです
これも丸2日間、途中一度水を替えます
よく水分をふき取った後、今度は日本酒の中へ
永井さんのところのスペシャルなヤツを投入しました
アルコール度数20、原酒ですね
そして、今回は年末に間に合わせたかったので、
乾燥行程に入る前に、脱水用シートで強制的に脱水しました
そして屋外での乾燥へ
雪の降らなさそうな日は、あえて霜に当てて水分を凍らせます
一日2、3回表裏を変えながら、平らになるように板で重石をして
最初は白っぽかったものが、9日間もするといい感じの色合いになります
まだこの時点では、中身が柔らかかったので
あと3日間干して、大晦日前日にようやく完成しました
作り始めの頃は、塩分調整が難しかったですが
舌で覚えた味で、途中このくらいの感じならばこんな味に仕上がるというのがわかってきました
そしてやっぱり日本酒が最重要です
こんな感じで薄く切って、軽く炙って食べるのが最高ですね
ちなみに、魚本体の方は
漬け込み・乾燥の工程を経て
燻製になってしまいました
お刺身なんかでも食べてみましたが、
船上生き〆のせいか、おいしく食べる事ができました
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