植木屋さんの爆釣日記

  

２月末に暖かい日が続いたと思ったら、

最近は雪ばかり…今朝は２０ｃｍほど積もっていました

関越道・上信越道も通行止め区間があったようですね


たまには仕事ネタでも


昨日、数年に一度の県指定天然記念物「発知のヒガンザクラ」の

テングス病、ヤドリギの除去作業をしました


１０ｍほどの小高い岩場に根付き数百年、樹高は１５ｍほどあり、

春の開花時には、大勢の見物人で賑わいます


そしてこの桜の樹勢を悪くしている一因でもある、

鳥の糞によって寄生するヤドリギや

空気中の菌で繁殖する、テングス病は、

開花時にはとても目立ち、写真家の方々からの苦情が多いそうです


で、病巣部は樹冠部分に多く

高所作業車での除去は無理なため

最近よくひっくり返ってニュースを騒がしている

大型クレーン車(今回は２５トン)で、作業ヤードを吊るしての作業になります







クレーンは最長３５ｍまで伸び、無線で指示しながら作業します

ちなみに３５ｍで３００ｋｇまで荷が吊れるとのこと



切除したヤドリギの一部です







固くもなく、柔らかくもない感じの枝の先に

二枚の葉っぱと、その間に花が咲き実がなります


この実を鳥が食べて

糞の中の粘着性のある種が樹木に付き

寄生するという形で繁栄しています


ちなみに、こんな感じの糞をするそうです







消化不良にならないのでしょうか…